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訪ねて発見!おいしさの秘密!

冬水田んぼの米 中村和夫さん・喜代さん

不耕起栽培で、肥えた土と生命力のある米をつくる

中村 和夫さん、喜代さん

白鳥が飛来し、メダカが泳ぐ水田

県道を車で走っていると、突然、白鳥のいる水田が目の前にあらわれた。

周囲の田んぼとは対称的に、水がいっぱいに張られた田に数百羽の白鳥が悠々と浮かんでいる。ここが目指した中村さんちの田んぼだった。

福島県郡山市の逢瀬町一帯は、奥羽山系を水脈とする豊かな穀倉地帯。山を越えた西側には猪苗代湖がある。「ここは冬でも水が流れてくる」と中村さんが言うように、水の利に恵まれた土地だ。

中村さんちの田んぼが、冬期も湛水するようになったのは6年前の2000(平成12)年のこと。それ以前、1991(平成3)年から不耕起栽培をはじめてはいたが、「除草剤を使うのはやむを得ない」という考えに疑問をもっていたという。
除草剤を使わないようにするにはどうしたらいいかと試行錯誤を重ね、一時期はコイを放すなどの試みも。

「でも効果はあまりなかったね。それで、冬も水を張っておくという今の方法にたどりついたんだ」。水が表面を被うことで田が酸欠状態になり雑草がはえにくくなるのだという。自然の摂理をうまく利用した方法だ。
湛水をはじめた年から、白鳥が飛来するようになった。

中村さんちの田んぼには、毎年白鳥が飛来する

自然と共生する農業を

不耕起栽培は、一般に行なわれている「田を耕す」ことをしない。これによって土が次第にやわらかくなり、また生態系も破壊しないので田んぼが自然の力を取り戻す。
実際に中村さんちの田んぼには、メダカやドジョウ・トンボなどたくさんの生き物が生息している。また地中の微生物の働きも活発だ。
生態系が守られた田んぼでは、病害虫も淘汰されるし、稲も自然と強く育つことになる。

もちろん、種モミのきびしい選別や苗は五葉まで育てることなど、健苗(元気で病気に負けない苗)を育てる努力も惜しまない(※1)。
たい肥は米ぬか・モミがら・おからを原料にしたものを、春、ぼかし肥といっしょに田に撒布する。米ぬかをペレット状にするのは、田んぼ全体にまんべんなく撒くための工夫だ。また、白鳥のフンも田んぼの大切な肥料になってくれるそうだ。

「苗を田んぼに植えたら、あとは無理をさせないんだ」と中村さん。「人間もおんなじだけど、能力以上のことをさせようと思うと無理が出るし、病気にもなる。
だから『なるだけなって、あとは自然に育つだけでいいぞ。』って、稲に声をかけてるんだ。」こんな言葉のはしばしに、中村さんの人柄がにじみ出る。

※1 苗床で苗を二葉半まで育てたら田に植えるのが一般的。中村さんちでは、より元気な苗にするため五葉までもっていってから田植えを行なう。

種モミの種別
自家製たい肥

おいしいかは食べる人の判断。でも「安全」だよ

15年来有機農業を続けてきた中村さんだが、そのなかでMOA自然農法(Mokichi Okada Association、岡田茂吉氏が提案した自然農法)と出会ったことや、体の弱い子どもをもつ親御さんから「安全な食べ物をつくってほしい」と言われたことなどから、有機栽培への思いをいっそう強くするようになった。

有機農業は試行錯誤の連続だ。中村さんは、自然農法や不耕起栽培・冬期の湛水などさまざまな方法を試み取り入れ模索しながら、より安全な米づくりを実践してきた。

「安全なものを届けるのが農家の使命」と中村さんは言う。同時に農の立場から自然環境を守りたいという気持ちも強い。「環境だけは輸入できないからね」。鋭いことをさらりと言った。こんな姿勢が米づくりの中に生きている。

「おいしい米と自分では言いません。それは食べる人の判断。でも安全だよ、と。それだけは確かに言えるね」と笑った。

農業は、心のモノサシで計ることが大切と中村さん
  • JAS法に基づく有機農産物の圃場であることを表示した看板
    JAS法に基づく有機農産物の圃場であることを表示した看板。
  • JAS法に基づく有機農産物の圃場であることを表示した看板
    3年ほど前(2003年)からは、鴨も訪れるようになった。
  • JAS法に基づく有機農産物の圃場であることを表示した看板
    ペレット状(小粒状)になった米ぬか。ペレットにする専用の機会を作ってつくる。

2006.2.23 取材文/遠藤 惠

豆知識MOA自然農法とは?

自然の摂理を尊重し、自然本来の力をもって行う農業です。 農薬や化学肥料を使用せず、土に生息する微生物を大切にして土本来の力を発揮させます。そうすることにより、正常で健康的な作物を生産する農法です。昭和25年に発表された【自然農法】は、特殊な農業技術、農法というだけではなく、「自然生態系の絶対的尊重」という考え方に支えられています。

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生産者からメッセージ

「美味しいかどうかは、食べる人の判断。でも安全だよ。今年19年度も頑張ります。」

※インタビューを閲覧する場合には、WindowsMediaPlayer(Windows OS用/Mac OS X用)が必要です。

中村 和夫さん

平成19年産は完売しました。次回は、11月から予約販売予定です。

中村さんちの有機栽培米「冬水田んぼの米」。
安全なお米をお届け致します。

中村さんが作るお米は、不耕起栽培の有機米(一部、半不耕起栽培も含む)。 不耕起栽培とは、一般的に行われる「田を耕す」ことをせず、生態系を破壊せずに田んぼの自然の力を生かす栽培方法。たい肥も有機物の自家製堆肥を使用しています。安全・安心なものを生産すること、自然と共生できる農業を目指す中村さんの田んぼは、メダカ・ドジョウ・トンボなどが生息します。冬期も田んぼに湛水するようになった2000年からは毎年、白鳥が飛来するようになったといいます。そこから名付けたのが、「冬水田んぼの米」です。 中村さんご家族が手間隙を惜しまず作る「安全なお米」を、是非一度ご賞味下さい。

中村さんの冬水田んぼの米

商 品 名 冬水田んぼの米
価  格 1,300 円 玄米(2kg)
3,150 円 玄米(5kg)
精 米 料 2kg 80円 /5kg 200円 (七分づき・白米)
送  料 全国一律700円(一部離島を除く)
※複数購入の場合:一生産者15kgまで送料詳細
お届け 12月上旬
ご注意点 農薬不使用で育てたお米は、保存管理に充分ご注意下さい。特に夏場は、冷蔵庫の野菜室等へ保存したり、市販の虫除け品をご活用ください。また、お米も生鮮食品です。季節や家族構成を考慮して使いきれる量を上手にご購入ください。保存期間の目安 梅雨〜夏:約2〜3週間以内 春秋:約1ヶ月 冬:約2ヶ月以内目安。
配送形態 通常便
生 産 者 中村 和夫
産  地 福島県郡山市
品  種 こしひかり
産  年 平成19年
認  定 JAS 有機米認証(2001.9)〜

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投稿いただいたユーザーレビュー

おいしさ:★★★★ 料金:★★★★

いつもは白米に玄米とちょっと足す程度でしたが、今回は玄米だけのご飯が食べたくて、玄米で注文しました。噛むと「しゃり」っという音がして、おいしく頂けました。近所のスーパーには、こんなに安全な玄米は売ってないのでとっても助かります。(30代・男性)

おいしさ:★★★★★ 料金:★★★★★

「おいしい米と自分では言いません。それは食べる人の判断。でも安全だよ、と。それだけは確かに言えるね」というコメントと中村さんの笑顔を見て思わず購入してしまいました。自然農法ですので安心して食べさせていただいております。炊飯器を開けた時に懐かしい香りがして、とてもおいしいです。今年はすでに完売になってしまいましたが、来年も購入させていただきます。(40代・女性)

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