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- 塩工房ジョイ・クラフトの釜炊き笠沙のしおっ
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鹿児島県南さつま市笠沙町。笠沙は、三方を東シナ海に囲まれた薩摩半島の南西に位置する。
ここで、昔から伝わる釜炊き製法で塩作りする職人がいる。塩工房ジョイ・クラフトの松山さんだ。自然に近づける暮らしを求めて、98年に京都から、奥様のご両親のふるさとでもあるこの地に移住してきた。
ここは紺碧の海が広がる自然豊かな土地。「3月、4月にもなれば半袖でもいられるほど、暖かいところです。」と松山さん。この地の人々の優しい人柄に支えられ、2006年、工房から手作りの自然海塩の製造・販売に踏み切った。

- 黒瀬海岸は紺碧の海が広がるリアス式海岸。

- 地元の仲間達の協力を得て一から手作りした塩の工房。
ジョイ・クラフトの塩は東シナ海の黒潮が流れる黒瀬海岸の海水を使う。黒瀬海岸は荘厳な景色のリアス式海岸で、海水は透き通っていて、とてもきれいだ。
塩の製法は、平釜に約1tの海水を入れ、5日間ひたすら焚き続ける。火加減がポイントであり、ガスではなく薪を使用している。角のとれたやわらかさを出すためだ。 塩が結晶化してくる直前に弱火にし、低温でじっくり結晶させる。この火加減の調節で塩分を86%程に抑えるように作っているという。強火にすると塩分がアップするのだ。ツンツンと尖った感じのしない、ほっとするようなやさしい甘みの持つ塩になるよう作る。
また、塩よりも先に結晶化するカルシウムは取り除き、海水に珊瑚等が溶け込んでできた石灰層等の不純物も、手間暇かけて丁寧に取り除く。甘みがある優しい味を濁さないために手は抜けない。 5日の工程で、約1tの海水から約25kgの塩が生まれる。笠沙の海の恵みがつまった貴重な塩だ。

- 塩を炊く釜。

- 海水の表面が薄い氷のようになったら、それが塩の結晶です。
松山さんは、この手間暇かけて作った塩を「釜だき 笠沙のしおっ」と名付けた。「っ」は誤字ではない。鹿児島の方言で、しおが「しょっ」「しおっ」と聞こえるそうだ。鹿児島を特徴をあらわしていると思い「釜だき 笠沙のしおっ」と名付けた。
おすすめは魚の塩焼きに使うこと。「やっぱり、海のものは海のものに合わせると一番合うんじゃないかな。」と松山さん。また、甘みのあるやさしい味わいだから、お豆腐や天ぷら、生野菜の付け塩にも最高だ。ごま油に塩をいれれば簡単で美味しい「たれ」の出来上がり。サラダのドレッシング、生レバーのたれにも最適な塩である。 松山さんが、笠沙で知り合った仲間と楽しむ時は、焼肉。この焼肉にも合う。焼肉に塩をつけて、レタスに巻けばヘルシーに焼肉を楽しめる。これが旨い。
「ちょうどいい塩梅」という言葉どおり、塩加減は料理の重要なポイントとなる。塩と言っても、その製法や作る場所によって味わいは異なり、料理や好みによって使い分ける人もいるほどだ。毎日の料理に関わるものだからこそ、ぜひこだわって選んでいただきたい。

- 鹿児島の方言が移住者の松山さんご夫妻にはとても新鮮に聞こえたので、それにちなんで「笠沙のしおっ」という商品名をつけた。

- 手間暇かけて不純物を丁寧に取り除いた塩。
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